ラズベリーパイ(Raspberry Pi)の基本的な使い方から応用例まで徹底解説します。
ラズベリーパイの概要

ラズベリーパイとは?
Raspberry Pi(ラズベリーパイ、通称:ラズパイ)は、イギリスのラズベリーパイ財団が開発した手のひらサイズのシングルボードコンピュータです。安価ながら一般的なPCと同じように動作し、特にハードウェア制御やプログラミングに適しています。
| 活用例 | 説明 |
|---|---|
| 電子工作 | 40ピンのGPIO端子を使って、LEDを光らせたり、センサーで温度を測ったりできます。 |
| プログラミング学習 | Pythonなどの言語が標準でサポートされており、環境構築も容易です。 |
| 常時稼働サーバー | 低消費電力を活かして、自宅用のファイルサーバー(NAS)や広告ブロックサーバー(Pi-hole)として運用できます。 |
| メディアプレーヤー | テレビに接続して、YouTubeや動画ファイルを再生する端末にできます。 |
ラズベリーパイの主な仕様
| 仕様項目 | ラズベリーパイ4 | ラズベリーパイ5 |
|---|---|---|
| 種類 | 4種類(メモリ容量が1GB、2GB、4GB、8GBの4種類) | 5種類(メモリ容量が1GB、2GB、4GB、8GB、16GBの4種類) |
| CPU | Arm Cortex-A72 Broadcom BCM2711(4コア/1.5GHz) | Arm Cortex-A76 Broadcom BCM2712(4コア/2.4GHz) |
| GPU | VideoCore VI(4K 60fpsの動画再生が可能) | VideoCore VII 800MHz(4K 60fpsの動画再生が可能、2画面同時出力時は4Kp30) |
| メモリ | LPDDR4 SDRAM | LPDDR4X-4267 SDRAM |
| 電源 | 5V/3A | 5V/5A |
| インターフェイス | USB Type-C×1、USB 3.0×2、USB 2.0×2, Micro HDMI×2, GPIO(40ピン), 有線LAN(Gigabit Ethernet) | |
| 無線 | 無線LAN(IEEE 802.11ac), Bluetooth 5.0 | 無線LAN(IEEE 802.11ac), Bluetooth 5.0 |
| 価格 | 約1万円~4万円 | 約1万円~6万円 |
ラズベリーパイを動かすために必要なもの
ラズベリーパイ本体以外に、最小構成として以下の機器が必要です。
| 必要なもの | 説明 |
|---|---|
| microSDカード | ストレージ(HDD/SSDの代わり)として使用します。32GB以上の「Class 10」以上を推奨。別途、OSを書き込むためのPCが必要です。 |
| 電源アダプタ | モデルに合わせた電圧・電流のものを用意します。特にPi 5は5V/5Aの専用電源でないと性能が制限される場合があります。 |
| 映像出力ケーブル | モニターに接続するための「Micro HDMI – HDMI」ケーブルが必要です。 |
| 入力機器 | セットアップ時にはUSB接続のマウスとキーボードが必要です。 |
| 冷却パーツ | 動作中は高温になるため、ヒートシンクや冷却ファンが必要です。特にPi 5はアクティブ冷却(ファン)が強く推奨されます。 |
ネットワーク設定(Wi-FiやSSH)を事前にmicroSDカードへ書き込んでおくことで、モニターやキーボードを繋がずにセットアップする「ヘッドレスインストール」も可能です。ただし、設定ミス時に原因特定が難しいため、初めての方は周辺機器を揃えて画面を見ながら設定することをおすすめします。
ラズベリーパイの環境構築
OSのインストール
Raspberry Piを使用するには、OS(Raspberry Pi OSやUbuntuなど)を自身で導入する必要があります。公式の「Raspberry Pi OS」は、ハードウェアに最適化されており軽量で安定しているため、最も推奨されます。Ubuntuは標準環境では動作が重い傾向にあるため、Ubuntu系を選択する場合は比較的軽量な「Ubuntu MATE」が候補に挙がります。ただし、メモリ4GB以上を搭載したRaspberry Piであっても、Ubuntu MATEの利用中にフリーズが発生したり、動作が不安定になったりします。安定性を重視する場合は、まずはRaspberry Pi OSから試すのが無難です。
基本操作
- よく使うLinuxコマンド
- ラズパイに固定IPを割り振る
- ローカルIPアドレスの確認(ip aコマンド)
- chmodでアクセス権限(パーミッション)を変更
- cronでプログラムの定期実行
- 自動ログイン設定
- Pi-Appsのインストール
- root権限のパスワードを設定
- デフォルトのエディタを変
- MACアドレスを確認
- パスワード認証なしで自動ログイン