Linuxのpasswdコマンドでパスワードを設定する方法についてまとめました。
passwdコマンドの使い方
passwdコマンドは、ユーザーアカウントのパスワードを設定できます。
作成直後のユーザーアカウントにはパスワードが設定されていないため、passwdコマンドでパスワードを設定します。
passwd ユーザーID
各ユーザーが個別にパスワードを作成したり、変更したい場合は、一般ユーザーでログイン後に「passwd」を実行します(ユーザーIDは入れない)。
passwd
パスワードファイルは、「/etc/passwd」に格納されています。
■/etc/passwdの例
user01:x:500:500::/home/user01:/bin/bash
「書式:アカウント名:パスワード:ユーザーID:グループID:コメント:ホームディレクトリ:シェル」のように記述されています。
パスワード部分がxとなっていますが、実際のパスワードが「/etc/shadow」に記述されており、一般ユーザーは閲覧できません。
使用例
ユーザーuser01のパスワードを変更します。
# passwd user01
【補足】「/etc/passwd」ファイルのパーミッション、所有者
「/etc/passwd」ファイルのパーミッション、所有者は以下のとおりです。
# ls -l /etc/passwd -rw-r--r--. 1 root root 1929 Jan 18 14:17 /etc/passwd
つまり、「/etc/passwd」ファイルの
・所有ユーザと所有グループ → root
・所有ユーザ(root)には読み取り権と書き込み権
・グループrootに属するユーザ、その他のユーザは読み取り権
があります。
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