Linuxコマンド「find」でファイルを検索する方法についてまとめました。
ファイル検索(find)
「find」コマンドは、ファイル属性(ファイル名、ファイル種類など)からファイルを検索します。
find [検索開始ディレクトリ] [検索条件] [コマンド]
※検索開始ディレクトリの省略も可能。この場合カレントディレクトリが検索開始ディレクトリとみなされる。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -empty | 空のファイルや中身のないディレクトリを検索 |
| -group gname | グループ名がgnameのファイルを検索 |
| -ctime -n | n時間以内にステータスが変更されたファイルを検索(※+nとするとn時間以前) |
| -cmin -n | n分以内にステータスが変更されたファィルを検索 |
| -mtime -n | n日以内に修正されたファイルを検索 |
| -mmin n | n分以内に修正されたファイルを検索 |
| -atime -n | n分以内にアクセスされたファイルを検索 |
| -name pattern | 指定したパターンでファイル名を検索 |
| -iname patter | 「大文字と小文字の区別しない」以外は-nameと同じ |
| -perm mode | アクセス権がmodeのファイルを検索 |
| -type c | 指定したファイル・タイプを検索(cがd:ディレクトリ、f:通常ファイル、l:シンボリック・リンク) |
| -user uname | 所有者がunameのファイルを検索 |
| -size n[bckw] | ファイルサイズがnのファイルを検索(nの後がc:バイト、k:バイト、デフォルト:ブロック(512バイト) |
| -depth | デディレクトリ本体の前にディレクトリの中身を先に評価 |
| -follow | シンボリック・リンクの参照先を検索 |
| -xdev | 他のファイル・システムにあるディレクトリは探索しない |
| 検出結果を相対パスで標準出力 | |
| -fprint file | 検索結果を指定したファイルに出力 |
| -ls | 検索結果を「ls -l」で詳細表示 |
| -exec | 検出された実行ファイルをそのまま実行 |
実行例
コマンドの実行例です。
①imgディレクトリ以下のjpgファイルを検索
$ find img/ -name “*.jpg” -print
②10分以内に変更されたファイルを検索
$ find . -cmin -10 -print

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