Linuxのシェルスクリプトに渡す引数についてまとめました。
シェルスクリプトに渡す引数
シェルスクリプトでは、コマンドと同様に引数を指定できます。
引数で指定した値はシェルスクリプト中で「位置パラメータ」として受け取ります。
位置パラメータは、「0~n」の数値で表し、「$n」もしくは「${n}」の形式で値を参照します。
位置パラメータと関連する特殊パラメータは以下のとおり。
特殊パラメータ | 概要 |
---|---|
$0 | 位置パラメータの最初の値。ただし、引数の値ではなく、コマンド名もしくはシェルスクリプト名(パス名)を値としてもつ。 |
$# | 引数の数を値としてもつ。 |
$* | 全ての引数を空白で区切り、まとめて1つの文字列として値をもつ。 |
$@ | 全ての引数を個別の値としてもつ |
実行例
位置パラメータ1~4に値をセット
$ set P1 P2 P3 P4
位置パラメータ0の値(コマンド名:bash)を表示
$ echo $0 /bin/bash
位置パラメータ1の値を表示
$ echo $1 P1
位置パラメータ2の値を表示
$ echo $2 P2
位置パラメータ3の値を表示
$ echo $3 P3
値がセットされている位置パラメータの数を表示
$ echo $# 3
全ての位置パラメータの値を表示
$ echo $* P1 P2 P3
全ての位置パラメータの値を表示
$ echo $@ P1 P2 P3
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