Linuxのulimitコマンドでユーザーのリソース制限を行う方法についてまとめました。
ユーザーのリソース制限(ulimit)
ulimitコマンドは、ユーザーのリソース制限(ユーザーが使用できるプロセスやメモリなどの制限)ができます。
メモリの制限例
「ulimit -a」でメモリ制限を確認します。unlimited となっている箇所は「制限なし」の状態です。
# ulimit -a core file size (blocks, -c) 0 data seg size (kbytes, -d) unlimited file size (blocks, -f) unlimited max locked memory (kbytes, -l) unlimited max memory size (kbytes, -m) unlimited open files (-n) 1024 pipe size (512 bytes, -p) stack size (kbytes, -s) 8192 cpu time (seconds, -t) unlimited max user processes (-u) 2047 virtual memory (kbytes, -v) unlimited
メモリ制限を行なうには、「-m <サイズ(KB単位)>」を指定します。
以下のコマンドを実行すると、一人当たりのメモリ使用量を128MBに制限します。
# ulimit -m 131072
メモリ使用量は以下で確認できます。
# ulimit -a | grep max.m max memory size (kbytes, -m) 131072
初期状態に戻すには、以下のコマンドを実行します。
# ulimit -m unlimited
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