Linuxのシャドウパスワードとは?pwconvで有効化、pwunconvで無効化する方法についてまとめました。
シャドウパスワード
シャドウパスワードは、パスワードを記録する仕組みです。
通常、パスワードはどのユーザーでも閲覧できる「/etc/passwd」ファイルに暗号化して記録され、セキュリティ上望ましくありません。
そこで、root権限でしか参照できないパーミッション400の「/etc/shadow」ファイルにパスワードが記録することでセキュリティを強化するのがシャドウパスワードです。
(パーミッション400なので、root権限でも「/etc/shadow」ファイルを直接書き換えることはできません)
シャドウパスワードを有効化すると、「/etc/passwd」ファイルのパスワード暗号部分は、「x」という文字に置き換えられます。
■シャドウパスワードが有効化されているときの「/etc/passwd」ファイルの中身
user01:x:502:503::/home/user01:/bin/bash
多くのディストリビューションでは、インストール時にデフォルトでシャドウパスワードを使う設定になっています。
シャドウパスワードが有効化されていない場合は、pwconvコマンドで有効化できます。
# pwconv
シャドウパスワードが有効化されていない場合は、root権限でpwconvコマンドを実行すると有効化できます。
シャドウパスワードを無効化するときは、pwunconv コマンドを使用します。
# pwunconv
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