Linuxのメール転送とメールエイリアスの登録方法についてまとめました。
メール転送とメールエイリアス
あるメールアドレスが受信したメールを別のメールアドレスで確認したい場合があります。
その場合、メール転送もしくはエイリアスを設定します。
メール転送の方法
メール転送は、各ユーザーのホームディレクトリに「.forward」ファイルを作成し、転送先のメールアドレスを記述します。
例えば、user1あてのメールをuser2に転送する場合、以下のようになります。
■.forward(パーミッションは600)
user2@xxx.xxx ¥user1
「¥user1」は、user1のメールボックスにも格納することを示します。
(自分自身にメールがループしないようにするため)
メールエイリアスの登録方法
メールエイリアスは、通常使うメールアドレス以外に複数のメールアドレスを同じユーザーに割り当てることです。
メールエイリアスはニックネーム(別名)のようなもので、本当のメールアドレスを参照するための代替メールアドレスであるため、実際にメールエイリアス分だけメールボックスがあるわけではありません。
メールエイリアスの登録は、「/etc/aliases」ファイルに登録します。
例えば、user1あてのメールをuser2とuser3でも確認したい場合、以下のように記述します。
■/etc/aliases の例
user1: user2, user3
/etc/aliasesファイルを編集が完了したら、newaliasesコマンドを実行します。
すると、「/etc/aliases」ファイルの内容をもとに、MTAが参照するエイリアスデータベースファイル(/etc/aliases.db)が更新されます。
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