Linuxでロケールカテゴリとロケールの確認(localeコマンド)を行う方法についてまとめました。
ロケールカテゴリ
Linuxでは、ロケールからユーザーが使用する言語を定義します。
ロケールカテゴリの種類 | 概要 |
---|---|
LC_CTYPE | 「文字の分類と比較」、「大文字/小文字の変換」。 |
LC_TIME | 日付や時刻の書式を指定(月の名前、曜日表示など)。 |
LC_MONETARY | 通貨の書式を指定(通貨記号、千の区切り文字、符号の位置、小数点以下の桁数など) |
LC_NUMERIC | 数値の小数区切り文字 (または基数文字)、千の区切り文字、およびグループ化を指定。 |
LC_COLLATE | 文字の照合順序および正規表現の定義を指定。 |
LC_MESSAGES | ローカライズメッセージの言語、肯定と否定の応答 (yes、no の文字列と表現) を指定。 |
LO_LTYPE | 言語レンダリングに関する情報を提供するレイアウトエンジンを指定。 |
すべてのロケールカテゴリに同じ値を設定する場合、環境変数の「LANG」もしくは「LC_ALL」に設定します。
環境変数LC_ALLに設定した場合、全てのロケールカテゴリに設定が適用されます。
環境変数のLANGに設定した場合、個々のロケールカテゴリに設定された内容が優先されて適用されます。
locale コマンド
現在のロケールを確認するには、以下のコマンドを実行します。
locale [オプション]
オプション | 概要 |
---|---|
-a | システムがサポートしているロケール一覧を表示 |
-m | 文字マッピング一覧を表示 |
【使用例】ロケール設定の確認
$ locate LANG=ja_JP.UTF-8 LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8" LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8" LC_TIME="ja_JP.UTF-8" LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8" LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8" LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8" LC_PAPER="ja_JP.UTF-8" LC_NAME="ja_JP.UTF-8" LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8" LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8" LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8" LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8" LC_ALL=
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