Linuxのuseraddコマンドでユーザーアカウントを新規作成(追加)する方法についてまとめました。
useraddコマンドの使い方
useraddコマンドでユーザーアカウントを新規作成(追加)できます。
ユーザー名として使用できるのは、3~8文字の英小文字および「-」「_」などの記号となります。
8文字以上のユーザー名を指定することもできますが、システムとして認識できるのは8文字までなので、8文字以内で収めるのが良いです。
useradd ユーザーID
オプション | 概要 |
---|---|
-d home_dir | ホームディレクトリを指定(デフォルトは/home/アカウント名) |
-g group | ユーザーが所属する「プライマリグループ名」もしくは「グループID」を指定。 |
-m | ホームディレクトリを作成(ホームディレクトリが存在しない場合、)。 |
-s shell | ユーザーのログインシェルを指定(ログインシェルを提供しない場合、「/bin/true」 「/dev/null」などと指定)。 |
-u uid | ユーザーIDを指定(ユーザーアカウントのユーザーIDは500番以降の数値)。 |
-D | デフォルトの設定値を表示・修正 |
-G group | ユーザーが所属する「プライマリグループ以外に参加しているグループ名」もしくは「グループID」を指定。 |
使用例
ユーザーアカウント「user01」を作成します。
# useradd user01 # passwd user01 Changing password for user sakura. New password: Retype new password: passwd: all authentication tokens updated successfully.
「/etc/passwd」「/etc/shadow」「/etc/group」「/etc/gshadow」に新規作成したユーザーアカウント「user01」のエントリが追加されています。
また、「/home」ディレクトリ以下に「user01」ディレクトリ(user01のホームディレクトリ)が作成されます。
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