Linuxのiotopコマンドの使い方と実行例についてまとめました。
プロセス毎のディスクI/Oを監視(iotopコマンド)
iotopコマンドは、プロセス毎のディスクI/Oを監視するコマンドです。
topコマンドのように、I/O処理が発生しているプロセスをリアルタイムでモニタリングできます。
(sarやvmstatコマンドでは、プロセス毎のディスクI/Oが確認できない)
iotop [オプション]
オプション(省略形) | オプション | 概要 |
---|---|---|
-o | –only | I/O処理を実施しているプロセス/スレッドのみ表示 |
-b | –batch | バッチモード |
-n 数値 | –iter=数値 | 終了までのモニタ回数(指定しない場合無限) |
-u ユーザー | –user=ユーザー | 指定したユーザのI/Oだけを表示 |
-d 秒 | –delay=秒 | 監視する時間間隔(デフォルトは1秒) |
-p PID | –pid=PID | モニタするプロセスのPIDを指定 |
-P | –processes | プロセスのみ表示(スレッドは表示しない) |
-a | –accumulated | I/O帯域幅(バイト/秒)ではなく累積値(バイト)を表示 |
-k | –kilobytes | キロバイト表示 |
-t | -time | タイムスタンプを表示(バッチモード) |
-q | –quiet | ヘッダ表示の抑制(バッチモード) |
-h | –help | ヘルプの表示 |
ー | –version | バージョンの表示 |
【iotop表示時のトグルキー】
トグルキー | 同じ機能のオプション | 説明 |
---|---|---|
r | - | 表示順序を逆にする。左右の矢印キーを押して、表示順序を逆にしたい項目を選択する(選択中の項目は黄色)。項目を選択したらrを押下する。もう一度rを押すと元に戻ります。 |
o | -o, –only | I/O処理を実施しているプロセス/スレッドのみ表示 |
p | -P, –processes | プロセスのみ表示(スレッドは表示しない) |
a | -a, –accumulated | 帯域ではなく累積値の表示 |
q | – | iotop表示終了 |
i | – | プロセス/スレッドの優先度変更 |
sysstatパッケージのインストール
sudo apt-get install sysstat
sudo yum install sysstat
【実行例】メモリの統計情報を表示
メモリの統計情報を表示します。
$ vmstat procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- -system-- ------cpu----- r b swpd free buff cache si so bi bo in cs us sy id wa st 5 0 0 926516 147648 1637024 0 0 0 5 3 6 1 2 97 0 0
iotopのインストール
$ sudo apt-get install iotop $ iotop --version iotop 0.6
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