UNIXコマンド「iwlist」で無線LANアクセスポイントのSSIDや周波数チャンネル、電波強度などの情報を取得する方法についてまとめました。
【iwlist】無線LANアクセスポイントの情報取得
iwlisとは、「Wireless tools for Linux」(wireless-tools)に搭載されている、無線LANインターフェースをスキャン/情報収集するためのコマンドです。
端末の周囲で稼働しているアクセスポイントのESSID*を調べたいときや、現在接続しているアクセスポイントの接続レートを確認したいときなどに利用できます。
iwlist [インターフェース名] パラメーター [ESSID]
項目 | 説明 |
---|---|
インターフェース名 | Linuxでは無線LANインターフェース(のデバイス)名は「wlan0」「wlan1」のように「wlan」から始まるのが一般的です。「ifconfig」コマンドや「cat /proc/net/wireless」などで「/proc/net/wireless」の内容を出力すれば、端末周囲にあるインターフェース名を調べることができます。 |
ESSID | Extended Service Set Identifierの略で、IEEE 802.11無線LANにおけるネットワーク識別情報。SSIDの拡張版。 |
パラメータ | 概要 |
---|---|
scanning(scan) | 周囲のアクセスポイントとアドホック端末を表示 |
bitrate(rate、bit) | アクセスポイントで利用できる帯域を表示 |
channel(chan、freq) | 利用可能なチャンネルの情報を表示 |
encryption(enc、keys) | 暗号化キーのリストを表示 |
event | 指定した無線LANデバイスからスキャン可能な項目を表示 |
auth | 対応するWPA認証方式を表示 |
wpakeys(wpa) | 暗号化キー(WPAキー)を表示 |
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