Linuxの「ハードウェアクロック」と「システムクロック」の違いと修正方法についてまとめました。
「ハードウェアクロック」と「システムクロック」の違い
Linuxの時計には、「ハードウェアクロック」と「システムクロック」の2種類があります。
- ハードウェアクロック
- その名のとおり、ハードウェア(マザーボード)上のLSIに搭載された時計。
- PCの電源がOFFになっても時刻を刻み続け、時刻はCMOSに保存されるため「CMOS時計」「リアルタイムクロック(RTC)」「BIOS クロック」「CMOS クロック」などとも呼ばれる。
- システムクロック
- その名のとおり、Linuxシステム(カーネル)の時計。「カーネル時計」、「ソフトウェア時計」とも呼ばれる。
- システム起動時に1度だけハードウェアクロックから時間を取得し、起動後はシステムクロックが基準となる。
- 上記から、ハードウェアクロックの時刻がズレると、システムクロックの時刻も再起動する度にズレてしまう(システムクロックの時刻がズレているからと言って、システムクロックだけがおかしいとは限らない点に注意)。
システムクロックとハードウェアクロックの修正方法
システムクロックは、 システム起動時に1度だけハードウェアクロックから時間を取得し、起動後はシステムクロックが基準となります。
そのため、ハードウェアクロックの時刻がズレると、システムクロックの時刻も再起動する度にズレてしまいます(システムクロックの時刻がズレているからと言って、システムクロックだけがおかしいとは限らない点に注意)。
ハードウェアクロックの時刻を修正するには以下2つの方法があります。
- 公開NTP サーバでハードウェアクロックを設定し直す
- 公開NTP サーバを使ってハードウェアクロックを設定し直す。その後のシステム起動時に自動的にシステムクロックが同期されまる。
- 公開NTP サーバでシステムクロックを設定し、ハードウェアクロックをこれに同期させる
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