【Linux】ファイルの所有者・所有グループ変更(chown、chgrpコマンド)

Linuxにおけるファイルの所有者・所有グループ変更(chown、chgrpコマンド)についてまとめました。

chownでファイルの所有者・所有グループを変更

chown コマンドは、ファイルの所有者と所有グループの両方を変更できます。

chown [ オプション ] <ユーザー名 [ :グループ名 ]> < ファイル or ディレクトリ名>

オプション	概要
-ｃ	結果の詳細を表示
-R	再帰的に変更

なお、「:」の部分は「.」としても同じです。

【実行例】

$ chown user1:group1 file1
$ ls -l
drwxr-xr-x 2 user1 group1 4096 3月 5 04:16 file1

chgrpコマンドは、所有グループのみ変更できます。

chgrp　[オプション]　グループ名　[ファイル・ディレクトリ]

以下のコマンドを実行すると、「test.txt」ファイルの所有ユーザをuser02に変更します。
(所有グループは変更なし)

$ chown user02 test.txt

以下のコマンドを実行すると、「test.txt」ファイルの所有ユーザをuser02、所有グループを「group01」から「group02」に変更します。

$ chown user02:group02 test.txt

もしくは

$ chown user02.group02 test.txt

rootユーザで、「dir」ディレクトリとその配下にあるファイルの所有グループを「group02」に変更するには、以下のいずれかのコマンドを実行します。

$ chgrp -R group02 dir

$ chown -R :group02 dir

「test.txt」の所有グループのみgourp01からgourp02に変更するには、以下のいずれかのコマンドを実行します。

$ chown :gourp02 test.txt

$ chgrp gourp02 test.txt

$ chown .gourp02 test.txt

ファイルやディレクトリの所有グループのみを変更するにはchownまたはchgrpコマンドを使用します。
なお、ユーザーが所属しているグループであれば、一般ユーザでも変更可能です。

chown [-R] :グループ名 ファイルもしくはディレクトリ

chgrp [-R] グループ名 ファイルもしくはディレクトリ