Linuxのcronの読み・書き方・設定方法についてまとめました。
atコマンドで指定した時間に1回だけタスクを実行
atコマンドは、指定した時間に1回だけタスクを実行します。
atコマンドを利用するには「at RPM パッケージ」をインストールし、atd サービスを稼働させます。
書式
at [オプション] [time]
オプション | 概要 |
---|---|
-f file | ファイルで実行するジョブを指定 |
-l | 実行待ちのジョブを表示 |
-dジョブ | 予約中のジョブをジョブ番号で指定して削除 |
-m | ジョブ終了をユーザにメールで通知 |
atコマンドにtimeオプションを付けて実行すると、「at> プロンプト」が表示されます。
実行するコマンドを入力して、Enterを押した後、Ctrl+D を押します。
time | 概要 |
---|---|
HH:MM | 「04:00」は「午前 4:00 時」というように指定。 |
midnight | 午前 0:00 時を指定。 |
noon | 午後 0:00 時を指定。 |
teatime | 午後 4:00 時を指定。 |
month-name day year | 「Month 1 2024」は「2024 年4月1日」というように指定。 yearは省略可能。 |
MMDDYY、MM/DD/YY、MM.DD.YY | 「040124」は「2024年4月1日」となりますというように指定。 |
now + time | time は、分、時、日、週のいずれかを指定。「now + 7days」は、現在から1週間後(7日後)の同じ時刻にタスクを実行。 |
「atq」コマンドを実行すると、1行あたり1 ジョブが記述された保留中ジョブの一覧が表示されます。
「ジョブ番号」「日付」「時間」「ジョブクラス」「ユーザー名」の形式で記述されています。
root ユーザーは、ユーザーの全てのジョブが表示されますが、一般ユーザーは自身ののジョブのみです。
at サービスを起動するには 「/sbin/service atd start」コマンド、停止するには「/sbin/service atd stop」のコマンドを使用します。このサービスは、ブート時に起動するのが一般的です。
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