Zabbixのテンプレートを複製・編集・ホストへリンクする方法について紹介します。
Zabbixの標準テンプレート
Zabbixでは標準でテンプレートが用意されています。
サイドメニューの「データ収集」→「テンプレート」から、テンプレート一覧が表示されます。
用意されている標準テンプレートをそのまま使うのでなく、目的に近いテンプレートを選択して監視要件に合わせてカスタマイズするのが一般的な使い方です。
用意されているテンプレートを自分好みにカスタマイズ(変更)することもできますが、後が大変なのでテンプレートを複製する方法を紹介します。今回は「Template OS Linux」テンプレートをカスタマイズして使用します。
テンプレートの複製
① サイドメニューの「データ収集」→「テンプレート」から、テンプレート一覧が表示されます。
② 「Linux by Zabbix agent」をクリックします。
②「複製」をクリックします。
①「テンプレート名」に新規のテンプレート名を記載し、「追加」をクリックします。
②テンプレート一覧表示に戻るので、複製したテンプレートが追加されていることを確認します。
編集①監視不要なアイテム、トリガーを削除
複製したテンプレートから、監視不要なアイテム、トリガーを削除します。
① 複製したテンプレートを選択します。
② 削除したいアイテムのチェックボックスをクリックし、チェックを入れます。
③ 「削除」をクリックします。
編集②テンプレートとホストをリンク
① 「データ収集」→「ホスト」をクリックし、ホスト一覧を表示します。
② テンプレートを適用させたいホストを選択します。
③「テンプレート」タブ → 「選択」をクリックします。
④ 「選択」を押下してリンクするテンプレートを選択します。
⑤ 「追加」→「更新」と順にクリックすると、テンプレートとホストがリンクされます。
(※ホストのテンプレート欄に適用したテンプレート名が表示されます)Template OS Linux ARK (Template App Zabbix Agent) と記載されています。
編集③テンプレートアイテムと値の確認方法
① アイテム一覧の「アイテム」をクリックします。
② アイテム名の前にテンプレート名が表示されています。
ここから、どのテンプレートのアイテムか確認できます。
③ 「監視データ」から「最新データ」を選択し、値が表示されていれば正しく値を取得できています。
なお、テンプレートとホストがリンクしている状態でテンプレートを修正すると、ホストの設定も変更されます。
編集④ホストとのリンクを解除
テンプレートを修正する際に、特定のホストに設定変更が反映されたくない場合には、テンプレートとホストとのリンクを解除します。
① 「データ収集→「ホスト」→「テンプレート」タブを選択します。
② 「リンクを削除」→「更新」をクリックします。
③ ホスト一覧で確認すると、テンプレート欄からテンプレート名が消えています。
また、アイテム一覧からはアイテム名の前にテンプレート名が消えています。
関連ページ
Zabbixの使い方については以下ページにまとめています。
Ubuntuの使い方については以下ページにまとめています。
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