【Linux】unmountコマンドの使い方と実行例

Linuxにおけるunmountコマンドの使い方と実行例についてまとめました。

デバイスのアンマウント(unmountコマンド)

mountコマンドは、パーティションを手動でアンマウント(マウントの解除)できます。

umount [オプション] [デバイスディレクトリ]
オプション 概要
-a 「/etc/fstab」で定義された全てのファイルシステムをアンマウント
-n 「/etc/mtab」に書き込まずにアンマウント
-r アンマウント失敗時、読み取り専用で再マウント
-v 詳細表示
-t type ファイルシステムのタイプを指定

「umount: /mnt/cdrom: デバイスを使用中です」の対策

カレントディレクトリがデバイスディレクトリの状態でumountコマンド実行すると、「umount: /mnt/cdrom: デバイスを使用中です」とエラーメッセージが出ることがあります。
cdコマンドで、カレントディレクトリをデバイスディレクトリ以外(ホームディレクトリなど)に変更するとエラーが解消されます。

もしエラーが解消されない場合、以下の可能性があります。

  1. 他のユーザーがマウントしている
  2. 複数のターミナルを起動してマウントしている

上記の場合、fuserコマンドで、デバイスを使用するプロセスを確認し、kill(プロセスを終了)します。
(killする前に事前警告するののが良い)

$ fuser -mv /mnt/cdrom

USER PID ACCESS COMMAND
/mnt/cdrom/ XXXXX 11111 ..c.. bash

$ kill -9 11111
% umount /mnt/cdrom

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