Linuxのbashのコマンド履歴を参照する方法についてまとめました。
bashのコマンド履歴
bashは、過去に実行されたコマンドの履歴を「$HOME/.bash_history」に保存しています。
保存先のファイルは環境変数HISTFILE、履歴を残す数(初期値は1000)はHISTSIZEとHISTFILESIZEで変更します。
なお、全ユーザーの環境変数HISTSIZEおよびHISTFILESIZEの値を変更したい場合、「/etc/profile」内にあるものを編集します。
コマンド履歴の参照
ターミナル上で以下の操作を行うことでコマンド履歴を参照します。
操作 | 概要 |
---|---|
↑ | 1つ前のコマンドを表示(Ctrl+pでも可) |
↓ | |1つ次のコマンドを表示(Ctrl+nでも可) |
!! | 1つ前に実行したコマンドを実行 |
!文字列 | 指定した文字列で始まるコマンドを実行 |
!?文字列 | 指定した文字列を含むコマンドを実行 |
!履歴番号 | 履歴番号のコマンドを実行 |
コマンド履歴の参照(histroryコマンド)
history コマンドは、コマンド履歴を一覧表示します。
$ history 987 flutter build appbundle --release 988 flutter build appbundle --release --no-tree-shake-icons 989 flutter build appbundle --release --no-tree-shake-icons 990 flutter build apk --release --no-tree-shake-icons 991 type ls 992 type -a ls 993 locate httpd.conf 994 locate ls 995 updatedb 996 locate bashrc\n\n 997 echo $PATH 998 printenv 999 env LANG=C date 1000 date 1001 history 5 1002 history
左端の番号は古いもの順です。
引数に数値を指定すると、n回前までのコマンドを表示します。
$ history 3 1000 date 1001 history 5 1002 history
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